2014年度マネジメント・ゲーム体験記

マネジメント・ゲームで今後に繋がる多くの気づきを得ることができた

深堀 達也さん(2013年フレックスコース入学)

ABSに入学以降、経営に関する様々な知識を得てきたが、私自身に圧倒的に不足していたのは、自らリーダーとして組織を牽引し、環境変化に柔軟に対応しながら、責任をもって判断する経験だと考え、マネジメント・ゲームでは「CEO」になることに拘った。約4ヶ月の期間の中で、その役割を十分に果たせなかったが、以下のように、今後に繋がる多くの気づきを得ることができたと感じている。いずれも当たり前のことかもしれないが、身をもって体験できたことが大きな財産となった。

タイムマネジメント

日々の仕事や他の授業の課題をこなしながら、マネジメント・ゲームを進めることは、いくら周到な準備があっても、圧倒的に時間が足りないため、プライベートも含めて、タイムマネジメントすることが重要である。

ブレない方針

組織の方向性を明確にしたうえで、常にトップマネジメントの視点で物事を捉え、判断することが重要である。CEOの方針が不明瞭であったり、途中でブレると、全ての意思決定に影響を及ぼし、組織活動に無駄が生じてしまう。

リスクを取った意思決定

本気で実現したい目標があるなら、中途半端な意思決定をせず、リスクを取ってでも思い切って実行すべきときがある。リスクの程度、競合の動向等を冷静に分析し、意思決定を積み重ねることではじめて、大きな目標の実現に向けた歩みが進んでいく。

冷静に、そして、熱く

業績低迷期でも、その中でできたこと、できなかったことを冷静に分析して、次に繋げていく精神的な強さが重要である。トップマネジメントには、その冷静さと情熱が不可欠である。

最後に、このような貴重な経験ができたのも、取締役の竹尾さん・千原さん・木場さん・池野さん・佐々木さんの厳しいご指導と、岩井先生・福井先生のサポート、そして、頼りないCEOを支えてくれたチームメンバーの原田さん、平野さん、野中さんの努力があったからだと感じています。皆様、本当にありがとうございました。