森田達也さん、加藤竜八さん

青山ビジネススクール（ABS）の専門科目「マーケティング演習Ⅰ」（担当：黒岩健一郎教授）では、12月17日（火）の授業において、森田達也氏、加藤竜八氏（株式会社美工）をゲストにお招きし、デザイナーの業務の実際についてご講演いただきました。

店頭販促の企画・設計・制作のプロジェクトにおいて、クライアントからのオリエンテーションから現場での施工完了までのプロセスにおいて、デザイナーが何を考え、どのような活動を行うのか、特に営業とのやり取りを中心に実務のリアリティを教えていただきました。

デザイナーは感性だけで提案を行うのではなく、データを分析したり、最新のテクノロジーを理解したり、ビジネスモデルの変化を把握したりと、ロジカルな思考も不可欠であるというのがメッセージの一つでした。また、さまざまな制約、それも途中で変わることもしばしばであるという状況の中で、形にしていく柔軟性が必要とされることも学びでした。

この演習ではサービス・デザインについて学んできましたが、今回はデザイナーの頭の中を少しのぞけた90分間でした。