2019年度ビジネス・プランニング体験談

担当:高橋 文郎教授・伊藤 大輔先生

「夢をカタチに。描く未来の実現に向けた学び」

宮森 牧子さん(IT系企業・ブランドマーケティング担当)(2018年度フレックスコース入学)

宮森 牧子さん

なぜ履修したか

「自分の得意を活かせ、多くの人がイキイキと集まる場所を作りたい。」と、やりたいことははっきりしていたものの、どこから手を付けるべきなのか、何をするべきなのかと、実現性はどこかぼんやりしたもの。ビジネス・プランニング(ビジプラ)は、事業計画に必要となる、経営理念からビジネスモデル、市場分析から自社のポジショニングや差別化をいかに計るのか、成長戦略とそれを支えるマーケティングや資金調達など、様々な戦略を学べる場所。夢をカタチにできる場所と考え、賛同してくれた仲間と履修を決めました。

授業で学んだこと

ビジプラの授業は、事業計画に必要なすべての要素を、順を追って学び、戦略として練り上げていく、という構成でした。経営理念やビジネスモデルの構築、市場調査など、授業毎に設定された課題について、チームでとことん議論し、事業計画をカタチにしていく。それを授業内でプレゼンテーションし、評価を受ける、この繰り返しでしたが、このプレゼンテーションには、とことん鍛えられました。6分という短い時間の中で、事業計画に共感してもらい、オーディエンスの心をつかまなくてはいけない。その時々で設定されたトピックとオーディエンスにあわせて6分のコンテンツがどうあるべきなのかを考え、伝える。ストーリーの組み立てから、言葉の選択、その場の雰囲気づくりなど、リアルに会社を背負ってプレゼンしているかのような、そんな緊張感に包まれた時間でした。

このプレゼンテーションには、ベンチャーキャピタリストやOB・OGの方にも授業に参加いただき、多くの評価やアドバイスをいただきました。自信いっぱいに作り上げたものでも、自分たちの見えていなかった部分への鋭いご指摘に、よく凹んだものです。ただ、それが原動力となったからこそ、自分たちの計画を多面的にとらえ、分析したからこそのアウトプットを作り上げることができました。最終的に、準備したパワーポイントは100枚を超え、ワードにまとめると50枚ほどになった事業計画。徐々に自分たちの計画が「優位性」や「魅力」で輝きを増していくプロセスは、とてもやりがい溢れる貴重な経験となりました。

学んだ内容を今後どんな風に生かしていきたいか

ビジプラの授業を経て、漠然と抱いていた夢がカタチを成したことで、この実現に向けて踏み出せる自信となったのはもちろんのことですが、日々のビジネスにおいても、多くのシーンで授業からの学びが活かされていると感じることが多くあります。ビジプラでは、「なぜ」その理念なのか、計画なのか、そのリソースが必要か、自分なのか、など、そこに矛盾がないかの議論をとことん尽くしました。その上で、状況に応じた準備を経て「共感を得る」ことの重要性を学びました。日々の業務における施策には、必ず「相手」があり、共感を得ることで、結果を得ていくことの繰り返しであり、今後も意識し、施策&提案力の向上を目指したいと考えています。

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