2021年度アドバンスト・コーポレート・コミュニケーション体験談

担当:伊藤 晴祥准教授/高山 与志子客員教授/小方 信幸教授

「パーパスに根差したサステナビリティ経営を体系的に学ぶ」

堀越 直さん(2020年度イブニングコース入学)


堀越 直さん

なぜ履修したか

・投資家と企業の「理想的な」対話とはどういったものか学ぶ為
・持続的な企業価値の創造のためのCSR/ESG/SDGs経営を学ぶ為

昨今、気候変動問題・社会問題に関する意識の高まりにより、機関投資家のみならず個人投資家にも企業経営のサステナビリティを評価する概念が浸透しました。

企業が持続的に成長するために社会に対してValueを提供していても、それが伝わっていなければ、投資家から正しい企業価値判断はされません。

私は企業のValueが十分伝わっていない企業が多いと感じており、どのようなコミュニケーションを取れば、それが伝わり、企業価値が改善されるかに興味を持っておりました。

企業戦略とステークホルダーとのコミュニケーション、ESG経営とそれに向けた具体的な取り組みを学ぶことができるアドバンスト・コーポレート・コミュニケーションはABSの入学目的と合致した科目と考え履修しました。

授業で学んだこと

インベスター・リレーションズ(IR)の基礎から始まり、サステナブルファイナンス、コーポレートガバナンス、CSR/ESG/SDGs、価値共創経営(CSV)、統合報告書、取締役会など多岐に渡る領域が対象となります。講師陣は伊藤 晴祥准教授を筆頭にしたアカデミア、寄付講座を提供しているジェイ・ユーラス・アイアール株式会社の髙山 与志子先生をはじめとし、現職として実際にIR活動を行っている企業の方、企業に対してコンサルティングを行っている方、世界の最前線でサステナビリティ投資やサステナビリティ活動を行っている実務家の方々であり、数多くのゲストスピーカーが各専門分野における最新の講義を行います。多種多様なバックグラウンドをもつ履修生や先生方とのディスカッションは、自身の視座を高くし思考の幅を広げる事に大変役立ちました。

私はファイナンスやIRとは関係がない職種の為、基本的かつ総論的内容から企業が注力している具体的な点まで学べたことにより、企業活動の本質について無理なく学べました。また、本授業と並行しROEマネジメントや企業価値評価など、ファイナンス系の授業を纏めて履修したことにより、コーポレート・コミュニケーションに対する理解をより深められたと実感しています。

特に私が印象深かったことはパーパス経営とESGについてです。私が所属する企業ではサステナビリティを「Purpose-led Sustainability」、自社の存在意義を達成するためのものと位置づけています。企業はパーパスを果たすために事業活動を行っている為、サステナビリティもビジネスと融合していなければ名ばかりであると考えています。アドバンスト・コーポレート・コミュニケーションの授業の中でもCSR/ESG/SDGsについて時間を一番割き、より多様な観点から学ぶことで自社の目指すパーパス経営の方向性と、企業価値や企業の魅力向上の一端を担う為に自身ができる具体的行動を明確にできたと感じます。

学んだ内容を今後どんな風に生かしていきたいか

ESG経営は単なるトレンドではなく世界共通の価値観となった現在、自身の業務の中でどのような行動を取ったりメッセージを発信したりすれば、企業のValueをステークホルダーに伝えることができ、企業価値の向上に寄与できるのかについて、学んできた事を元に生かしていきたいと考えています。また、社内に対しても、自社に根付いているパーパスを元に日々の業務レベルでサステナビリティを進めていく重要性について働きかけ続けたいと考えています。

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