MBA課程学生が起業したスポーツキャリア支援のNPO法人「Shape the Dream」が2017年度、活動を拡大

青山ビジネススクール(ABS)のMBA課程在学生の白木栄次さん(2016年フレックスコース入学)が中心となって2016年度に起業したスポーツキャリア支援のNPO法人「Shape the Dream」は、2017年度は、日本体育大学など7つの大学・高校などでプログラムを実施するなど活動を広げ、着々と成果を上げました。(受講対象総数804名)

Shape the Dreamは、学生アスリートが競技以外のスポーツビジネスへの関心や、一般のビジネスにキャリアを進める際に必要な考え方やマインドなどキャリア形成に最も重要と考える要素を抽出し体系化したプログラムを開発し提供しています。日本体育大学とは年間包括契約を結び、同大学の15体育クラブ・サークル団体に在籍する2年生175名を対象に、2017年6月から2018年1月にかけて、Shapeプログラムを5回にわたって実施しました。

ABS在学生がこのShape the Dream活動に共感し、運営に参画するケースも増えていますが、下世古侑大(しもせこ ゆうた)さん(2016年フルタイムコース入学)は、同法人の活動開始時から参画し、理事職に就くとともに、Shapeプログラムを実施・運営しています。日本体育大学にも実際に赴き、ファシリテーターとして活躍しました。

下世古 侑大さんの活動と学び(コメント)

私は、このShape the Dream活動を通して、多くの学びを得ています。ファシリテーターを始めた当初は、若い自分が教えるのは恐縮だという感覚を持っていました。しかし、ファシリテーターとしての回数をこなしていく中で年齢が近い自分だからこそ学生・生徒を理解できることや距離を近づけられることがあると感じました。そこからはより学生と同じ目線を大切にし、距離を近づけ、環境を作り、学生・生徒と一緒にShapeプログラムを創ることを心掛けています。
自らMBA課程で学んだ知識やフレームワークを、Shape the Dreamの活動を通じてスポーツ領域に適用し、さらに学生アスリートたちが自分事として関心を持つように考えてワークショップのファシリテーションを実施しました。いわゆる「ラーニング・ピラミッド」の理論にいう、他に教えることで自らの学びを定着させ、成長できたと実感しています。
 また私はABSフルタイムコースに入学しましたが、ABSのフレックスコースの社会人とも交流でき自分の足らないところも見いだし、さらに自分を高めることができました。その中で特に、フレックスコース在籍の社会人MBA学生である白木さん(Shape the Dream代表理事)と出会えたことが、今の自分の活動に至っている次第ですが、さらにこの活動を通じて多様な外部の人々と出会うことになり、自身の視野を一層に広げることができたと感じています。

Shape the Dreamの主なメンバー 右から白木栄次さん、下世古侑大さん、中島武海さん(2017年フルタイムコース入学)

Shape the Dreamの主なメンバー
右から白木栄次さん、下世古侑大さん、中島武海さん(2017年フルタイムコース入学)

Shapeプログラム実施風景

Shapeプログラム実施風景


Shape実施後のキャンパスでの風景

Shape実施後のキャンパスでの風景

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