ドーナツから生まれる輪 青学祭
ドーナツプロジェクトに参加して

2011年フレックスコース入学 前川 生民

10月に行われた青学祭にて、ABSはドーナツ屋台を出店しました。このプロジェクトは、昨年卒業された先輩方が主導してスタート、今年で2年目の出店になります。授業カリキュラムを通して学んだオペレーションマネジメント、経営・人員管理、組織マネジメント、資材調達、マーケティング企画などの知識、ノウハウを最大限に活かし、在学生・OBOGの交流を広げることを目的としています。

また、ABSのドーナツは、品質の高さと味にこだわりがあります。夏期休業期から、組織づくり、試食会の実施、プロジェクトチームT-shirtsの販売を行うとともに、より高い利益率を求め、社会人学生ネットワークや営業力を駆使し、原材料や販売用資材、飲料品を寄附いただける企業を募る活動も行いました。配合調整を重ね商品開発したシュガー味、そしてシナモン味のドーナツは、私たちの自信作です。

私自身は、準備期間にはなかなか関わることができず終いでしたが、昨年度のプロジェクト、そして事前準備に熱心に取り組んできた2年生の先輩方にお声掛けいただき、当日の調理・販売員として参加をしました。

「社会人学生が作ったドーナツはいかがですか?」
「まずは試食からいかがですか。」
「就職相談も受け付けています!お気軽にお声掛けください。」

若い学部生の方に負けず劣らずの販売コミュニケーションを実施しました。最終的に、ドーナツ販売、T-shirtsの売上合計で、昨年を上回る143,014円の営業利益を生み出しました。
収益は、WWFに43,014円を、そしてあしなが育英会・東日本大震災・津波遺児基金に100,000円を寄附しました。

東日本大震災の直後にABSに入学した私たち、学びや成長の機会をもらえることがどれだけ恵まれているかを実感しています。このABSドーナツプロジェクトを通じて、学びの機会を被災地の方に提供できると同時に、多くの仲間と一つの目標に向かって何かを作り上げることのできる喜びを改めて感じています。

来年の目標は、ズバリ今年からのオペレーションの改善と収益の向上です。経験値を積み上げ、更にドーナツの輪を広げていきたいと思います。