2014.09.01
ABS Alumuniは、今年設立8年目。まだまだ歴史は浅いですが、創立140年周年を迎える青山学院大学の同窓祭「Aoyama Green Festival」に異色の存在感を放つべく、公開講座およびワールドカフェスタイル座談会を開催します。ABS卒業生も在学生も、そしてこれから入学を検討中の方もふるってご参加下さい。
日 時: | 2014年9月23日(祝)13:30~16:30(会場13:20) |
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会 場: | 青山学院大学青山キャンパス17号館3階17301教室 |
プログラム: | 第一部 公開講座「オーナーシップによる顧客価値の創造」(90分) 講師:ABS教授 黒岩健一郎先生 第二部 オーナーシップについて理解を深めよう(80分) ワールドカフェスタイルで楽しく意見交換をしながら、オーナーシップについての理解を深めましょう *ちょっとした飲み物・お菓子をご用意しています |
青山学院大学同窓祭 公式サイト: |
http://aogaku-doso.jp/ |
問い合わせ先 | tsunagu@outlook.com |
講師紹介 |
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4月に着任、黒岩先生はどんな人? とある化粧品会社のコールセンターに3カ月通い続けたことがある。部屋の一番後ろに陣取り、オペレーターたちの一日をつぶさに観察した。苦情処理を単なるトラブル対策に終わらせず、顧客の声として経営に活かすその会社の取り組みを研究し、博士論文にまとめた。 「いろいろありがとね」。 とげとげしかった電話線越しの相手が、最後には感謝の言葉をつぶやいて受話器をおく。どんな応対が、その化学変化をもたらすのか。いまも関心を持ち続けている。 学部では建築を学び、新卒で総合商社に入社し、不動産部門に配属される。ショッピングセンターの経営にかかわった。歩合制の家賃収入を上げるには何が効果的か。セールはどう打つべきか。マーケティングの本を読むだけでは物足りず、慶應義塾大学大学院経営管理研究科(KBS)を受験。人事部長にかけあって、制度すらなかった休職をもぎとり、復職後の待遇まで相談した上での入学だったが、結局、会社には戻らなかった。 博士号取得後、11年間、武蔵大学で学部生を教えてきた。二十歳前後の学生たちが、授業を聞いてキラリと目を光らせる瞬間がある。 「教師冥利に尽きます」。 ただかつての自分のように、ビジネスの現場に出て改めて、学びを求めはじめる社会人の力になりたいと思い、4月にABSに移った。 ケースワーク一つ取っても、社会人学生からは想定外の切り口で発言がある。 「安全運転の講義ではないけれど、新しい盛り上がりをもたらしてくれる」 学生のディスカッションを元にケースを書き換えたこともあるという。世の中を彩るたくさんの面白いものを、ABSの卒業生たちが生み出してくれることを願っている。 |