2017.08.01

2015年に引き続き、細田 髙道教授の論文が『European Journal of Operational Research』から出版

細田 髙道教授

青山ビジネススクール(ABS)の細田 髙道教授が筆頭執筆した学術論文が、2015年に引き続き、オペレーションズ・リサーチおよびマネジメント・サイエンスの分野で世界トップ5に入る学術誌『European Journal of Operational Research』から出版されることになりました。題名はA unified theory of the dynamics of closed-loop supply chainsです。

この論文は、持続的社会に必要不可欠となる使用済み製品の回収をも考慮した、いわゆる循環型サプライチェーンについて考察したもので、製造業者にとって最適となる在庫管理方法を提案しています。従来、循環型サプライチェーンという複雑な対象を考察する場合には非常に簡易なモデルに置き換えて考えることが通常でした。今回の研究では、いくつかのブレークスルーにより、これまでにない高度なモデルを実現しています。この新しいモデルは、これまで研究者間でも合意が得られていなかったリードタイム・パラドックスの有無について統一的に説明することも可能としており、これからの世界の循環型サプライチェーン研究に大きなインパクトを与えると予想されます。

この研究の基礎となる知識は、「サプライチェーン・モデリング」(選択科目)にて学ぶことができます。

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